19日は、熊本にて芳村思風先生の感性論哲学の講演会に参加しました。
感性論哲学は理性に縛られた西洋の哲学ではなく、人間が本来持っている感性の力を大切にしようとする哲学です。学問の発生理由には2つあり、一つはもっと知りたいという認識欲から来る「科学」。 そしてもっと幸せになりたいという幸福欲から来る「哲学」です。幸せとは一体何なのか、もっと幸せになるにはどうすればよいかを考える学問であり、理想を探求する、理念を探求する学問が「哲学」です。
相変わらずの淡々とお話される思風節で、初めて聴かれた方は何をお話しているのかわからなかった方もいらっしゃるかもしれません。しかし、びっくりしたのが、若い方がたくさんいらしゃったことです。伺ってみますと2回目、3回目の受講をされた方も多いそうです。世の中まだまだ捨てたものじゃないなぁと感じました。若い感性に期待します。
4年前から2年間、感性論哲学を延べ100時間くらい学び、一冊のノートにまとめました。そのノートにサインをいただきました。その後お食事会で初めてお話させていただき、楽しいひと時を過ごしました。結構ミーハーですが。。(笑)哲学とは、物事の本質を探る学問である。本質を探らないと根拠を持って理念を語ることが出来ない。哲学とは主体性を持った人間がより人間らしく生きようとするものである。感性論哲学は「意思の力」と「愛の実力」を磨けと教えてくれます。会社経営の根幹に立つ考え方です。会社は社会の一部であり、全て社会性をもつものである。社会性とは、異なる考え方を持った人々と共に手を取り合って生きていこうとする力のことである。すなわちそれが「愛」である。愛とは相手の短所を許し、補い、長所と関わる力のことである。と教えてくれます。 感性論哲学をもっと学び続けて、人間の本質を深く学んでいきたいと思います。主催してくださいました、熊本思風塾の森本さんには、大変お世話になりました。ありがとうございました。