いよいよ7月は博多祇園山笠の季節です。1日から15日までの間、博多の街のあちこちで飾り山笠を見ることができます。http://yokanavi.com/yamakasa/index
http://www.cocoj.jp/~yamakasa/kouza/index.htm 博多祇園山笠の歴史などのウンチクはこの二つのHPをご覧ください。
7月3日は我が町上新川端町の直会(なおらい)があり、活気に満ちたかき手のみなさんが一同に会しました。直会(なおらい)とは、神社に於ける神事の最後に、神事に参加したもの一同で神酒を戴き神饌を食する行事(共飲共食儀礼)です。一般には、神事が終わった後の宴会(打ち上げ)と解されています。本来は神事を構成する行事の一つでありますが、山笠の場合は決起大会、打ち上げ会の要素が強いような感じがします。あまりこのような写真は公表されない珍しい一コマです。我が町は九州一の繁華街中州のすぐ隣の昔ながらの商店街です。19日に上川端商店街事務所にて直会が行われ、今年の山笠のルートの確認と注意事項の確認、さらに山笠のかき方(いわゆるかつぎ方)の再確認をしました。「山につく」と言いますが、かつぐために山笠の棒に入るにはそれぞれのルールがあります。それを再確認しました。(小さい画像をクリックすると山笠の構造などがよくわかります)
この辺はキチンと押さえておかないと、交代がうまくいかず、転倒して自分の山笠に轢かれて大けがをする人も出ます。死んだ人もいるくらいです。あっ、知らない方は、ず~っとかついでいると思っておられるでしょうが、かき手が入れ替わり立ち替わりしながら進んでいくんです。それは、見事なバトンタッチです。山笠は進行方向に向かって前方が「表(おもて)」、後方が「見送り」と呼びます。山笠の棒は6本あり、真中で分けて、外側から1番棒、2番棒、3番棒と呼びます。進行方向に向かって左側3本は右肩でかつぎますので、右肩の1番棒、右側は左肩の1番棒と呼びます。ビデオは全て右肩、つまり真中から左側のかき方を解説しています。ご覧ください。結構貴重映像ですバイ。動画です文字をクリックしてみてください。山笠のかき方(表の一番棒鼻)
山笠のかき方(表の二番棒鼻) 一番交代が難しいのがこの三番棒です。かき手の勇気が試される場所でもあります。山笠のかき方(表の三番棒鼻) 博多祇園山笠は14日まで町中のあちこちで飾り山が飾られています。山笠が動き出すのは10日からです。15日早朝の追い山でフィナーレを迎えます。 この時期を迎えると博多の街に生まれて良かったという実感が出てきます。小さい頃のモノクロ写真からこのハッピを着ていました。 我が社の経営ビジョンの「福岡の街になくてはならない会社になろう」という思いはここから来てるのかもしれません。私はこの上川端商店街の中の熊谷はんやから出ています。この店が私の母の実家でもあります。山笠グッズも取りそろえております。お気軽にお越しくださいね。