21日は、福岡県久留米市において、雑誌「理念と経営」経営者の会北部九州ブロック経営者の会に参加しました。
今回の記念講演は経営者の会の木野親之会長です。木野先生は松下幸之助翁の元、長年従事され松下電送㈱社長を努められ現在パナソニック終身客員として、松下幸之助の理念経営を全国の経営者のみなさんに教えている伝道者でもあります。
300名以上の経営者、経営幹部、社員さんが集まり熱心に学んでいました。
木野先生の松下理念経営の奥義を私も1週間ずっと研修を受けたのはもう4年前になります。
松下幸之助は経営者の仕事の条件として3つの条件を掲げています。
絶対条件としての「経営理念の確立」が50%、
必要条件としての「職場の場づくり」が30%
最後に付帯条件の「戦略と戦術」が20%を唱え、「宇宙根源の法則」に基づいた「王道の経営」を唱えています。「覇道」ではなく、「王道」。つまり「ライバルを蹴落とす競争」ではなく、「何のために」を考え抜き、顧客の価値を考える経営です。
講義の後の経営問答の質問に、「経営理念の確立」とおっしゃっていましたが、確立とは、浸透も含んだものでしょうか?というものがありました。私は含まれると思っていたのですが、木野先生は「浸透は含まない、確立だけだ。まずは自分自身にしっかりと理念と確立させること。ここに集中すること」とおっしゃいました。つまり「ブレない自己の確立」が経営において最も重要だ、と言われる訳です。なるほどなぁと感じました。木野先生の「指導者の一念」と感性論哲学の芳村思風先生の「人間の格」は私のバイブルです。