今回、4回目の勉強会になります。この勉強会は社内におけるOJT、つまり自社内での研修活動を円滑に進めていくための社内コミュニケーションを円滑に進めるためのリーダー育成を目的としており、毎回様々な実習を通してコミュニケーションの取り方や社内における人財育成の進め方を学んでおります。最新の脳科学理論を使って、人間という動物がどのように反応するのか、どんな感情を持つのかということを学びながら、動機づけの仕方や組織の在り方なども学んでいきます。
こんな感じの雰囲気です。今回の実習の中でカードを使った実習を見てみましょう。
各グループに分かれてそれぞれデザイン性あふれた形を創っていきます。ルールがあって、1)無言で行うこと2)規則性を持たせることなどがあって、持ち時間15分の中でそれぞれ思い思いの形を創っていきました。ルールの趣旨は詳しくはここでは書くことができませんが、我々はいろんな情報を脳の中で処理しながら組織を創っていくのだなということを感じることが出来ました。
社内研修を導入しようとすると、いつも社員さんが諸手を挙げて受け入れてくれるかというと、必ずしもそうではありません。中には「そんなことして何になると」とか、「やっても意味がない」と意味づけをする前に拒否反応を起こす社員さんもいます。 この研修ではどうしてそうなるのか、人間のタイプにはどんなタイプが存在してその脳の反応傾向はどのようになっているのかという科学的な側面から分析し、また人の感情の持ち方はどのようになっているかなどの脳科学理論も一緒に学びます。
結局、相互理解が進んでいる会社ほど、社内研修もスムーズにいく訳ですが、最初はどの会社もそう簡単にはいきません。中にはゴリ押しして研修をやろうとしたり、社員の抵抗に負けて途中であきらめたりするケースがたくさんあります。 それに向き合うための一つの方法として、「人を知る」ということが大切だと思います。この研修は人を学んで、動機づけをして、より円滑なコミュニケーションを図り、自社の成長・発展のために学ぶ組織を創ろうとするものです。来月で最終講を迎えますが、最後までキチンと学び続けていきます。