毎年1月8日から11日は十日恵比須神社のお祭りです。世話人として毎年参加させていただき、ご奉仕させていただいております。毎年4日間で100万人もの参拝客でにぎわいます。詳しくはホームページがいろいろ出ています。このブログでは経営的な視点と世話人しかあまり見られない裏の様子を見ていただきます。これはまだだれもいない境内の雰囲気です。これが参拝客でごった返しになります。初日の8日が「初えびす」で金曜日に、そして9日「宵えびす」10日「本えびす」が土日の週末で11日の「残りえびす」が休日と絶好の日程に加えて天候もよく、例年より暖かい4日間でした。そして境内はこうなりました。さて、私の担当は福引です。拝殿の中に入って、お賽銭箱の両サイドにある福引の場所で福引券をちぎったり、福引を出したり、「読み手」と言って大きな声で福引の景品を読み上げます。「おおあたりぃ~!」と境内に響きます。これが景品です。華やかな景品がたくさんあります。20数種類ある景品がまんべんなくでるように拝殿の中で仕分けしていきます。
の様子です。許可をいただいてなかなか普通の人は見ることが出来ない拝殿の中から福引の様子を映している写真もありますからこのショットは貴重です。私が読んでいる写真は自分では撮れませんのでここにアップ出来ないのが残念です。9日と10日は早朝から深夜までずっと福引で並んでいるので目の回るような忙しさです。参拝客のみなさんもいろんな方がお見えになるので、人間の勉強にもなります。すみません、1枚だけスナップ写真を撮ってもらいました(笑)福引5000本ごとにマイクでお名前をお呼びして手一本を入れ、とりわけ大きな景品を出します。大きな熊手ですね。「福よせ」と言います。15000本目はたまたま私の後輩の寺島君に当たりましたので、奥様と共に記念写真を撮りました。ところで商売の神様とはよく言ったもので本当にすごいビジネスモデルだなといつも感心します。
★経営理念が「ご商売益々繁盛」と明確であり、コンセプトがはっきりしている。
★祭りを支えている世話人はご奉仕であり、経費がかからない。しかしお手伝いをしてみなさん喜んでいる。お客さんも喜んでいる。まさにWINWINの関係が創られている。
★まず、この不況にもかかわらず、「集客能力がすばらしい」。デフレの中で手軽なレジャーとなっているため家族連れが年々増えてきている。商売の神様なので、企業ぐるみの参拝客が多いのは言うまでもない。
★1000円高速も遠くからの集客にはとても追い風。5000本目の福引を当てたお客様は鹿児島からの参拝客でした。
★なんと言っても1年のうちにたった4日間だけで100万人集まることが素晴らしい。私は元旦に初詣にも行ったけど境内に5人しかいなかった。すばらしい効率経営です。
これ以上のことはあまり書くことができませんが、「十日恵比須のお祭りに見られる中小企業のビジネスモデル」という論文を書けと言われたら書けそうな気がします。そのくらいご商売の神様、中小企業の鏡です。4日間ご奉仕させていただきまして、少しでもそのご利益(ごりやく)があればいいなぁ~と世話人のみなさんと話していました。お祭りでお声をかけていただきました皆様ありがとうございました。忙しくてちゃんとご挨拶できなかった方々すみませんでした。今日から仕事復帰です。頑張ります!