10月29日より11月4日まで今年2度めのスリランカ訪問をして参りました。トランジットの関係で行きと帰りでたっぷりまる1日ずつかかります。直行便は成田からコロンボまで8時間半ですが、福岡からだと、香港経由となります。台北にも立ち寄りますので、2度トランジットしている感じです。
「スリランカってどこ?」「紅茶の国やろ?」という反応を示す方がほとんどです。スリランカ情報がほとんど日本には伝わっておりません。私も最初の訪問の時は、「どうせ二度と行かないところだから、誘われた時に行ってみよう」くらいのつもりで行ってみると、印象が全く変わり、とても魅力的な国でした。
2008年まで20年以上もの間、民族紛争で内戦状態でしたが、内戦終結後からの経済発展はめざましく、年7%成長を続けている国です。歴史的にも、海上交通の要所として発展してきた場所でもあります。オランダ・スペイン・イギリスとそれぞれの時代を統治していた街の様子を垣間見ることができます。
世界遺産のシギリアロックに行ってみたかったので、先発隊5名で行きました。高さ200mもの巨大岩がスリランカのど真ん中にあります。5世紀頃の王様がこの岩の頂上にお城を構えていた跡がいまもしっかり残っています。
階段を使って登って行くのですが、もちろん当時はそんな階段もなく、岩の中腹にはシギリアレディと言われる当時の女性の姿を描いた絵が20体ほどあります。
宿泊したホテルも素晴らしく、スリランカの著名な設計家ジェフリーバウアの名作、ヘリタンス・カンダラマという森のなかにあるホテルにも宿泊しました。
スリランカ最大都市コロンボは、人口80万人弱の都市ですが、スリランカの人口は1800万人ですので5%くらいというところでしょうか。首都は新しくなり、スリジャヤワルダナプラコッテという舌を噛みそうな場所になりました。気温は私にとっては穏やかで、平均25°C前後です。都市としては、思った以上に発展していましたが、開発ラッシュで世界の一流ホテルやショッピングモール、マンションなどが軒並み建設されていました。
スリランカカレーもうまいし、食べ物も辛いものが極端に嫌いでなければ、日本人の舌にあっている感じがします。また国民の多くは仏教徒であり、アジアの他の国と比較して礼儀正しく、親切な印象を受けます。
ビジネスとなると、それなりのカントリーリスクが潜んでいることとは思いますが、魅力ある国の一つだと感じます。