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外国人が異国で働くということ

我が社の今年度入社の新入社員2名のうち一人は中国生まれの中国育ち、王さんです。日本の大学を卒業して我が社へ入社しました。

なぜ、100%国内市場依存型の建設関連業種であるキューハイテックが外国人の採用を決めたかというと、我が社の経営ビジョン「福岡の街になくてはならない会社」になるためには、グローバル化やダイバーシティ(これらの言葉もまさに日本的だなぁといつも感じるのですが、世界はグローバルやダイバーシティが当たり前だから、その言葉すら日本ほど使われてはいないのではないかと感じています)の世の中において、国籍や性別に関係のない会社を中小零細企業の立場であっても目指すことが大事ではないかと思っていたところ、合同企業説明会に「中国人でも話を聴いてもいいですか〜」と説明を聞きに来たのが王さんでした。

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彼は日本語検定N1の持ち主です。いわゆる1級です。 これを見てもらえたらわかります。

https://www.jlpt.jp/about/levelsummary.html

日常の会話は中国人独特のなまりはあるものの、問題ありません。自分の英語力と比較すると外国語習得力は歴然とした差があります。
コミュニケーションはあまりうまくありません。オレがオレがの人がどちらかと言えば日本人より多いような気がする中国の人の中でも(私のステレオタイプです)、とりわけ日本人に近い謙虚さを持っています。

その彼は今、親友が経営している会社に新入社員でありながら出向社員として修行に行っています。普段はその会社の仕事を通じて業務にがんばっています。日報を提出しているようで、出向先の上司の方に提出しているレポートがFAXで送られてきました。これがその内容です。

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これには外国人が異国で生活する、ビジネスをする苦悩が書かれてると同時に、それにも負けずに頑張ろうとする彼の意欲が書かれています。現実的には、普段我々が何気なく接している普通の人たちでも、彼にとっては時折、恐ろしい存在でもあるわけです。その現実に対して勇気を出して向きあおうとする彼の意欲が感じられます。

日本の外で働いている日本人のみなさんもそういう思いで働いているのかもしれません。また王さんと同じように日本に一生懸命溶け込もうと努力している外国人もたくさんいるはずです。そうした人たちの思いを理解してあげることが真のグローバル・ダイバーシティにつながっていくと改めて感じました。

頑張れ王さん!

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