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社員全員のリーダーシップを磨いていきます3(やらされ感情とは)

パート2まで、我々人間が持っている「能力」と「本能」について書いてみました。

パート3はリーダーシップです。改めて弊社の絵を御覧ください。

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自立型社員を創るには、弊社で何をやっているのか。

まず「決める」です。

他人からの指示命令だけで行動するのではなく、自分で決めて行動しようとしているかどうかです。これが意外と自分で決めて行動していない社員が弊社には少なくありません。上司や先輩、周りの人からの指示命令だけで動いている人がいます。何も考えずにただ言われた通りに動いている人もいます。それはそれで不満を感じない時は問題ないのかもしれませんが、指示命令がない時は自分で考えていませんので、とたんに動きが止まります。

これは弊社の仕事の性質にもあります。お客様からの依頼でガス配管や給排水設備のサービスを行います。殆どの行動がお客様の都合に合わせて行動しなければならない。しかも施工現場は常に動いていますので、こちらが主体的に仕事をすすめることができない典型的な下請け業務がほとんどなので、指示命令を基軸に行動するパターンが身についています。

しかしながら、そんな仕事でも指示命令で動いてばかりいると、ある感情が生まれます。「やらされ感情」です。

お客様からの直接的な要望に応えることは、とても大切なことです。しかしこの仕事のパターンが染み付いてしまうと、自分で組み立てて仕事をすることができなくなってしまっている自分自身に気がつかなくなります。ですので、会社をさらにより良くしていこうと上司が旗を振っても、部下は

「いつも私にやらせている」「なんで私がこれをやらないといけないのか」「仕事以外のことはやらない」

などという感情が湧いてきます。これが「やらされ感情」です。

一方、上司は会社のことを考え、企画して実行しようとしているのですから、やらされ感情は芽生えてきません。つまり何かをやろうとまず自分で考え、実行したならば「やらされ感情」は生まれてこないのです。上司は自分で考えたことをやろうと頑張っていますのですから、充実感もあり、うまくいけば達成感も感じることができ、自己重要感も満たされることでしょう。
一方部下は、自分で考えて行動していませんので、絶えず「できるならやりたくない」という人間の本能に縛られながらやり続けなければならない状況になります。たとえ目標をクリアしたとしても、達成感もなく、充実感というより疲労感があり、自己重要感もほとんど感じません。

ここで問題にしたいのが、自分の行動は自分で決めたかどうかです。

たとえ、きっかけが上司からの指示命令であったにせよ、自分でそれをプラスに解釈し、よし!やってみようと思えたかどうかで、その後の時間の過ごし方や感じ方は大きく違ってきます。ところが、言われたままのことを自分で考えもせずに従うことに慣れてしまっていると、やらされ感情が自分の中で増幅していき、いやいや仕事をやる状態になります。

さてパート4へ続きます。

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