我が社は、働くスタッフのみなさんがいつも充実した毎日を過ごせるように、まずは自分のものの見方・考え方をより幸せを感じる方向へ、つまり健全な価値観を養っていこうと人財の育成を行っております。そのために必要な能力を磨くこと。それがリーダーシップです。
リーダーシップは誰でも、どんな立場の人でも取ることができます。それが「まず決める」ということです。主体性を磨くということは、自分の意思を明確にすることです。決めるということが曖昧になると、目標意識が薄くなり、仕事の達成度が低くなったり、コミュニケーションの質が落ちたりします。
あいまいにすることがうまくコミュニケーションを取る秘訣だと勘違いしている人もいます。企業においてはそれは「慣れ合い」を創ります。あえて言えば、「あいまいにすることも決める」ことをやればOKです。
「決める」ことは勇気が必要です。ここが最大のポイントです。
リーダーがある方向へ進むことへ決めると、反対意見が必ず出てきます。マイナスの感情をぶつけてくる人もいます。人が持っている「できるならやりたくない」という自己防衛本能をむき出す人も出てきます。これに直面することを避けようとして、せっかくやろうと旗を振ったのに、だんだんやらなくなることはたくさんあります。
「我が社では決めたことがなかなか守られない」
よくあるケースです。多くはやろうとすることに抵抗する社員のマイナス感情をしっかり受け止める決意と勇気がなく、次第と自分の意思もフェードアウトしてしまうケースです。
人のマイナス感情のパワーはとても強いことを誰もが知っています。本能から湧き出てくるものだからです。そこに向き合うには、もっと良くなりたいという自分の思いの強さから生まれる「意思の強さ」だと感じます。これが磨かれると組織は活性化します。
意思の強さは「決める」行動を明らかにします。
ところが、これだけでは上手くいきません。意思の強さを全面に出す人もたくさんいます。言われなくてもしっかりとできる人もいます。つぎは「リーダーシップの質を高めること」が大事になります。一緒についてこようとする人や、やろうとしているんだけどもまだ迷っている人たちに対して、「承認する」ことができるかどうかでリーダーシップの質の高さが決まってきます。傲慢な人は「オレの言うことをきけ!」というようなリーダーシップになります。これはヘッドシップです。
我が社は「自分で決める」という自立型社員を創ることと同時に、「お互いを認め合う」社風を創ることがよりよい組織になることだと考え、「協働共育」という企業理念の元に、ありがとう経営を行っております。最後のパート5は認め合う社風について書きます。