知的である、というのは頭脳が明晰であるかどうか、という話ではなく、自分自身の弱さとどれだけ向き合えるか、という話であり、大変な忍耐と冷静さを必要とするものなのだ、と思う。
****************************************
人は自分の弱さを自分が一番よく知っています。人に見せたくないものもあるし、すでに弱さを人前にさらけ出すこともあります。多くの人の前で喋る時に、自分が考えていることをうまく伝えられない人は、「人前で話をするのは苦手なんですが・・」と前置きを言う人も少なくありません。多くの人の目に自分自身を晒すのが怖いというのが本音だと思います。それでも役職について、人前で話す機会が増えてくるとだんだんと上手になっていきます。慣れていくという部分の他に、おそらく人前で自分を晒すことに覚悟を決めている部分もあると思っています。役職が上になればなるほど、その覚悟が大きくなっていくのではないでしょうか。
大企業ならば学生時代に前回の5つの態度をいろんな体験を通じてトレーニングの機会を積み重ねた人財を選んで採用することも可能ですが、(ただし、希望通りに機能しているかどうかは別問題)中小企業、特に零細企業ともなると大企業のような採用はなかなか出来にくい現状があるのではないかと思います。
だからこそ、中小企業の企業内でのトレーニングは、最初から優秀な人財を採用できる大企業がかける必要がないコストを払ってでもやらねばならないと思います。
我々の仕事はお客様と言う存在があって初めて成り立っています。