10年前の研修仲間が10年ぶりに全国から福岡に集まってくれました。10年ひと昔と言いますが、人生いろいろ人それぞれです。いろんな人生を歩んできた仲間が、10年前一同に介し、8ヶ月間同じ釜の飯を食べ、全国を駆け抜け、学び続けた仲間です。
10年経つと、10年前に比べてものすごい経営者になっている人がたくさんいます。その人たちから学ぼうという企画を立て、福岡にて開催することになりました。すると264名中50名の方々がエントリーしてくださいました。東京でもないのに、全国からよく来てくれたなと思います。
日本や世界で大ブレーク中の4名の経営者仲間の事例報告と全員の近況を報告いただきました。画像は長崎の九州教具の船橋修一社長。本業の事務機器販売からホテル業へと発展し、女性や外国人を積極的に採用し、ダイバーシティ経営を実践されています。
いまや女性と外国人を合わせると、全体の40%の雇用になると言っておられたので、長崎の女性と外国人雇用にすごく貢献しているダイバーシティ経営者です。
2人目の発表は群馬県に本社をもち、農業で全国展開をしているグリーンリーフの澤浦彰治社長。里山経営や6次産業経営だけでなく、働く社員優先経営などバランス良く成長発展し続けているおられる背景には、農業ならではの不安定な収益構造へのチャレンジや、東日本大震災やリーマンショックなどの外部環境の変化に向き合った決意と勇気を感じさせます。
私も2年前に本社がある群馬県の昭和村に行きました。農業は天候や疫病に経営が左右される事業で、安定的な収益構造を作るのがとても難しいです。澤浦さんは、近くの山を買い取り、大規模な太陽光発電設備を創り、安定収益を確保しながら、本業の農業の水平展開を図っています。これを澤浦さんは、現代の「里山経営」と言っています。
20年前に家業の農業を継いだ時には、年商わずか3000万円でした。いまでは38億円までに成長した日本の農業を代表する会社に成長されています。