最後は我が福岡からゼムケンサービスの籠田淳子社長です。女性活躍推進リーダーとして、今や内閣府のご意見番のような存在になってしまっています。
今でもとっても仲の良い学びの仲間ですが、時々、彼女は遠いところへ一人で行ってしまいます。(笑)今日は籠田さんならではの楽しい体験談を伺っています。
彼女の会社の特徴は、「女性だけの建築チーム」という独自性です。女性が一番働きにくい職場の建設現場に従事している女性が数多くいる会社で、籠田社長も一級建築士として各方面で活躍中です。
その実績を評価して、内閣府など、政府機関や行政機関が彼女にいろんなオファーを出して来て、彼女もその期待に応えた成果として、数々の表彰を受けています。
しかし女性が、男性社会の中で自分の能力を発揮させるのは、かなり力を必要とします。元々右利き向きにできているゴルフのようなスポーツに左利きで頑張っているようなものです。
彼女は、女性の社会進出をはじめとしたダイバーシティ経営に熱心に取り組んでいます。
このように我々の仲間は10年間ですごい成長をされていて、ほかにもまだすごい仲間がたくさんいます。
うまくいっている経営者には共通点があります。それは「勇気」と「決断」です。何かをやろうとすると必ず抵抗要因が発生します。ベテラン社員さんの固定観念、ライバル企業の存在、財政内容などいろんな抵抗要因があります。一番の抵抗要因の一つとして、「自分の中に内在するマイナス感情」です。劣等感や不安感情などがそれです。ここにどれだけ向き合って前に進む勇気を出し、決断するかどうかだと感じます。
もう一つは、うまくいく方法として、「うまくいくまでやり続けること」です。禅問答のような話ですが、最も大切ではないかと思っています。うまくいかない理由は途中でやめたからに他なりません。しかし、それをやり続けることが本当にうまくいく方法なのか、我々は自分で自分を疑うことも多々あります。
そう言う思いを抱えながらも、自分自身を信じてやり続けることがうまくいく唯一の方法なのかも知れません。自分自身を信じる力を身につけるために、いろんな体験を重ね、それを経験知にし、知識を磨き、肯定的な解釈力を身につける。いろんなよい影響を与えてくれる人たちに出会うなどをします。
これやり続ける力が意思決定に、より大きな可能性を与えるのではないかと思っています。
私もまだまだたくさん身についていないものがありますので、この同窓会を機会にして、さらに自分を磨き続けていきます。