6月14日から18日までの5日間、福岡県中小企業家同友会 国際交流委員会のメンバー合計11名で、ロシア・ウラジオストクへ訪問してまいりました。韓国インチョン経由での訪問です。インチョンからウラジオストクまで2時間半かかります。距離的にはそれほどかかるはずないのにと思っていましたが、北朝鮮上空は通過できませんので、北朝鮮を避けて中国上空を迂回しながら行かねばならず、理由がわかりました。時差は1時間早いです。
ウラジオストク国際空港は福岡空港くらいの大きさです。それほど大きくはありません。最近新しくなったので、写真では近代的な空港に見えます。
ウラジオストクはちょうど新潟の真北くらいで、緯度は北海道と同じくらいです。最初の2日間は快晴で気持ちがよく、気温も20度以上になっていて、海で泳いでいる人もいたくらいで、少し拍子抜けしました。ところが、3日目は曇り、最終日は雨で寒く、ダウンジャケットを羽織っている人もたくさんいました。
冬は1月の平均気温はマイナス10度。寒い時にはマイナス30度にもなるらしいです。海は凍りつき、湾の真ん中の小島までスケート靴を履いて
海を渡ることができるそうです。
さて、今回のメイン企画は、極東開発基金、ロシア沿岸州政府&ロシア極東連邦大学の要人への表敬訪問です。
こんな感じで、ロシア政府や開発基金の代表団へ日本の地方都市の中小企業の経営者がお互い向き合って会談するという、普段の旅行ではありえないシチュエーションの中にいました。
中小企業家同友会の工藤団長と、今回お世話役の石橋さん、ユーリさん、そして極東開発基金のSTARICHKOV局長です。
それを写真に収める我が同友会メンバーのみなさんです(笑)
日本からの観光客は年間1万人。ってことは毎日30人くらいの団体さんが1日1組くらいでまだまだ少ない。
中国人は観光客も留学生も断然多く、韓国からの観光客は昨年比300%で3万人と増加。現在、沿岸州の州都としてロシア政府は積極的に経済振興を進めており、外資でのインフラ整備と投資、農工業、環境技術や産業開発に力を入れています。
もなんせ数千億円規模のプロジェクトの話を我々に話しをしてくださるのですから、あまりの規模の違いに戸惑いながら、顔はしっかりしていました。
すごいのは、2日目のロシア沿岸州政府のみなさんは我々のことを一人残らず調べていました。私がガスの配管工事をメインにしている建設関連業ということも事前にレジメを作っていたようで、私の名前を呼んで、進出のヒントを教えてくださったほどで、「官僚主義な国だなぁ」と感心しました。
2へつづく