糟屋郡須恵町にある金属加工業のベルテクネ株式会社さんが会社社屋を新築しましたので、社員さんと一緒に伺い見せていただきました。社長の鐘川さんとは、福岡県中小企業家同友会のメンバーで、いろんな行事でご一緒させていただき、勉強させていただいています。
業種は違えど、学ぶことがたくさんある会社です。また積極的に経営を学ぼうとする経営者に対して、広く自社のノウハウを教えてくださる社長さんです。
鐘川社長は会社改革の集大成として、協調性を育み、社員さんに優しい社屋の建設を目指しておられました。数年前から、その構想を伺い、今回ビジョン実現に至ったわけです。
玄関入って正面に受付があり、その奥ではそれまで別々の社屋で仕事をしていたみなさんが一同に同じフロアで仕事ができるようになりました。
天井はあえて貼っておらず、空調の配管がそのまま見えている造りになっています。
事務所スペースの横には、ウッドデッキがあり、社員さんの小休憩スペースとして活用する予定です。
さすがに金属加工業!建物に使われている金属加工製品、ステンレス製品などは、全て自社製作品です。外壁に張られているステンレス板もすべて自社製品です。つまり建物そのものがショールームになっています。
2階に上がると、社員食堂や社員さんのTQC活動(委員会活動と呼んでおられます)に使われる食堂スペースが目をひきます。あえて天井を張り、一部を見せるような造りになっていて、照明の色を変えるなど、社員さんの気分転換を図れるような設計になっていました。かなりオシャレ。それと窓からの景色が素晴らしいです。もともと少し高台になっていますので、景色がキレイに見えます。
新社屋も素晴らしいですが、何と言ってもベルテクネさんの内部体制構築力と外部環境に対する経営戦略のマッチングが見事で、すばらしいビジネスモデルを形成されておられます。前年に引き続き、今年も経営計画発表会に参加させていただきましたが、たくさん学ばなければならないところがありました。ハードとソフトが一体となり、さらに飛躍する実例を学んだ企業訪問になりました。
今日はありがとうございました。