ベテラン社員のみなさんへ(やっぱり全員かなぁ~)
少子高齢化社会になり、高齢者がこれからますます増える社会になります。いまでも外国から日本へ戻った時、なんて年配の人が多いんだろうと感じたと言われる人が多いです。「年を取る」ということに対して、肯定的な感情を持っている人より、どちらかというと否定的な人が多いのではないでしょうか。私もそうです。「白髪が増えた」「物覚えが悪くなった」「記憶力が低下した」「目が見えにくくなった」「腰が痛い」老化の現象が、特に肉体面で感じるようになります。
では、年齢を重ねることをプラス思考で考えてみると、どうなるでしょうか。
このことを私なりに考えてみました。すると、これだ!というものが浮かびました。
「若い時よりも、気づきのレベルがあがり、見えなかったものが見えるようになった。わからなかったことがわかるようになった」です。
若い時には、感じなかったことが感じられるようになった。例えば自然の良さ、素晴らしさ。神社仏閣などの歴史的建造物の大切さとか、中学・高校の修学旅行では「そんな全然面白くない」と思っていたものが、面白くなる。なるほどねーと思えるようになる。
若い時には、好きじゃなかった食べ物の味が、年を取ったら好きになるという場合もありますね。
人の言葉を聞いても、若い時は「それが何?」と意に介していないことも、「なるほどね~」と聞けるようになる。また聞けるようになっている自分自身への新たな発見をして、満足する自分。
Aということと、Bということが全く関係のないことだと思っていたのが、実はしっかりとつながっているということに気づいた時の面白さ。またまた「なるほど~」となる。
こういう楽しさ、面白さ、世の中の深さを味わう感覚は、恐らくある程度の年を取らないとわからない感覚ではないでしょうか。年をとる価値はそこにあると思いますね。肉体が衰えるのは仕方ありませんが、精神はどんどん成長していくのです。
実は、そう思うことが一番大事なことなのかもしれませんが。。。(笑)