10日11日は大阪市の西区土佐堀にあるYMCA国際会館にてコーポレートコミュニケーションリーダー養成講座に参加してまいりました。何を学びに行ったかと言うと、風通しの良い社風を創るためにいろんな社内研修をすすめていくリーダーになっていこうとする、そのスキルを学ぶ研修です。ビジネスライクなスタイルではなく、カジュアルな服装で参加できますので、ジーンズ姿で参加しました。どんな研修を創るのかはグループを組んで自分たちで考えてきたものを発表します。みなさん、それぞれテーマを決めてパワーポイントを駆使しながら発表します。聴いている方は社員さんになりきって発表の実習を体験します。体験型の実習ですが、振り返りはきちんとします。講師の湯ノ口さんが丁寧に解説してくださいます。講師のすばらしいところは、プレゼンの良し悪しや中身の完成度を否定したり、改善提案を出したりすることなく、良かった点を次から次に引き出していきます。考えている側も思いつかないような研修の効果性なども引き出してくださいます。まったく出来栄えを否定することなく、我々に満足感や達成感を感じさせ、さらに前向きに考えさせていくような語りぶりに我々受講生は脱帽でした。我々のディスカッションの内容もだんだん深くなってきました。我々はつい良いところを見つけに行こうとせずに改善するところを探しに行きます。「もう少し、ここはこうしたらいいんじゃないの?」というような見方をします。一見肯定的で、建設的なように見えますが、実は、我々は実習している相手を見て、「こうすべきだ」の手本を姿を自分の頭の中に思い浮かべて、それと目の前の実習を対比させて「あ~したほうがいい、こ~したほうがいい」と言っているのに気がつきました。このことは、必ずしも客観性につながることではなく、自分の頭の中で創った枠組みの中に相手を押しつけているかもしれない。ということに改めて気がつきました。脳科学理論なども交えて、人間の思考パターンなども学んでいますが、改めて深い学びをすることができたと同時に、この気づきを自社の社内研修に活かして、風通しの良い明るい社風に変えていきたいと思います。